自然素材を用いた注文住宅は、経済効果や耐久性も高く断熱や換気性能が十分備わっているという理由で採用される方は多いと思います。
しかし、一番大切なことは住む人にとっての健康効果が最も高いことではないでしょうか?
家族が健康でいられることは大きな財産につながるからです。
自然素材を用いていない注文住宅で体調を崩す代表的なものが、「シックハウス症候群」です。
シックハウス症候群とは、使用した建材にホルムアルデヒド、トルエン、ベンゼンなどの化学物質が含まれていることで体に害を及ぼす病気を指します。
これらの有害物質が体内にどんどん蓄積していくことで発症すると言われています。
床板やクロス、塗料などに含まれているケースが多く、免疫力の低下によって目や喉の不調などの健康被害を訴える人もいるようです。
「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」といって国が定めた基準に該当している建材は、化学物質を含まない自然素材の建材を指しています。
室内の温度差が大きい住宅は、ヒートショックにより脳内出血や心筋梗塞などの健康リスクを起こしやすくなります。
特に高血圧や高齢者は、この温度差で血圧が急激に変化してしまうことでヒートショックのリスクを負いかねません。
しかし、外断熱を使用した自然素材住宅は、住宅全体が魔法瓶のような断熱性能を発揮するため、住宅内の温度差があまり生じない空間となります。
上記のような断熱性能や気密性が長けていても、住宅には換気性能が無ければ湿気が蓄積してしまいます。
湿気が溜まってしまうと、カビやダニが発生しやすく建物が腐食する原因にもなってしまい、結露が目立つ家は、充分な換気性能が備わっていないということを意味しています。
しかし木材や内装材を自然素材にすると、常に湿気を吸ってくれる作用が働くことにより、24時間換気を促し湿気がこもりにくく新鮮な空気をいつでも取り入れてくれるのです。
このように自然素材を使った住宅は、健康的な暮らしを実現できる要因が揃っています。
既製品にない温もりを感じられる自然素材でできた注文住宅を検討してみてはいかがでしょうか。