注文住宅で建築していく場合、それにかかってくるおおよその金額は見積もりで確認することができます。
見積もりには、様々な項目に分かれて明記されているかきちんと確認しましょう。
ここでしっかりと確認できなかったことで、後にトラブルへ発展してしまうケースもみられます。
理想の注文住宅にしたいなら、見積もりもチェックすることが大切です。
■材料や商品名が見積書に記載されているかどうか
見積書の内容には項目名と金額の記載が一般的ですが、材料や細かい商品名が書いていない場合は、必ず記載してもらうようにしましょう。
もし無かった場合、どの材料がどれだけ使用されるのか、自分のイメージと合っているのかが不明確なので、後々のトラブルになる可能性も高いです。
また、商品名からはグレードや機能も知ることができ、数量や単価で金額を確認することができます。
この時点であれば、足りない部分や不必要な部分を変更することも可能です。
■工事項目の記載漏れや二重計上
注文住宅などでは電気工事や配管工事など、それぞれの下請け業者が複数入って工事を行いますが、まれにそれぞれの業者が施工している最中に施工が必要なのに記載されていない「記載漏れ」や、同じ項目の「二重計上」に気がつく場合があります。
二重計上の場合、見積書を元請けや下請けが精査しないで記載したことが原因で起こりやすいと言われているので、トラブルを回避するためにも必ずチェックするようにしましょう。
見積もりは書き方や仕様によって異なり、専門的な知識がなければわかりにくいこともあるでしょう。
だからといってそのままにしていては、理想的な注文住宅を予算内で建てることはできません。
何度でも工務店の担当者に何がどのような内容で、どれだけの費用がかかるのかを確認しましょう。
内容に理解できない場合や納得できない場合には、工務店側の担当者に尋ね、何度も確認することが重要です。