外壁材選びは、注文住宅を考える際にとても重要な要素のひとつです。
どの外壁材を選ぶかによって室内温度も左右されますし、遮音性の高さも違ってきます。
ここからは、主にサイディングについて詳しく見て行きましょう。
原料をセメント質と繊維質とする外壁材です。
外壁デザインの多様性に人気があることが特徴で、成型時に色々なデザインに型付けることができます。
人気のデザインとして、タイル風のものやレンガ造り、石積み風のものが挙げられます。
サイディングは薄い方が安く済みますが、デザインにこだわる場合、重厚感や遮音性を考慮して「薄く済ませたい」と安易に走らないよう、しっかり考えて選ぶことが重要です。
静電気の抑止、汚れ防止を目的に選ばれることの多い外壁材です。
表面に水蒸気を吸着する機能をもつ物質が塗られてあり、上記の目的の為に、外壁は常時水の薄い膜が張られている状態を保っています。
光触媒ではないので、太陽光が望めない外壁にも効果を発揮します。
長期間に渡り外壁の綺麗さを保ってくれるサイディングです。
紫外線を受ける事により、外壁に付着した有機化合物を分解する機能をもつ物質が塗られています。
太陽光が当たらなければ、その力を発揮しないというデメリットもあります。
軽くて施工が簡単なリフォーム向きの外壁材です。
釘の跡や材料の継ぎ目が分かり難く、綺麗に仕上がる一方でデザイン性には富んでおらず、シンプルな柄が多いのが特徴です。
軽量気泡コンクリートのことを指し、ALCといいます。
コンクリートは本来耐熱性能が低いのですが、ALCはその欠点をクリアにし、耐火性能、耐熱性能の両方を網羅した外壁材です。
初期費用が割高なのと、塗装やメンテナンスにも費用がかかってくる為、ALCを考える場合には建築士の方と良く相談するようにしましょう。
外壁材を選ぶ時は、初期費用がいくらかかるのかも重要ですが、その種類と特徴を知り、自分が最も求める要素を満たした外壁材を選ぶ必要があります。
また分かりづらい時は、専門家に尋ねて納得いくまで調べましょう。