坪単価の意味

注文住宅の購入で注目したいのが坪単価です。
坪単価とは、1坪あたりの建築費を表すものです。
１坪は約3.3㎡となっていて、坪単価を出す計算式は「本体価格÷延床面積」となっています。

つまり本体価格2000万円で延床面積が40坪の場合、坪単価は50万円となります。
1坪当たりの金額を知ることで、ハウスメーカーやその家のグレードを比較することができるので一つの目安として活用することもできます。

坪単価の計算方法には違いがある？

坪単価の計算では、一般的に延床面積を使用して計算しますが、近年では施工床面積を使用して計算するハウスメーカーもあります。
延べ床面積には玄関やポーチ、ベランダ以外に小屋裏収納や地下室などの部分は含まれていません。

しかし、施工床面積には、玄関やポーチなど延床面積に含まれない部分も合わせての計算となりますので、坪単価の金額も違ってきます。
単に坪単価といっても、どちらを使用して計算するかによって大きく違いますので、ハウスメーカーに確認することが大切です。

他にも、計算するときに、尺モジュールではなくメーターモジュールという長さの単位を使用して計算する会社も増えています。
同じ6畳間であっても、メーターモジュールの方が約1.2倍もの広さで表されるので注意が必要です。

坪単価には何の費用が含まれているか確認しよう

住宅の購入に関しては、坪単価を確認することはとても重要です。
しかし、この坪単価の金額には、建物本体の価格のみでの計算となっています。
住宅周辺の屋外工事やガレージなどの費用、税金関係の諸費用は含まれていないので、ただ単に坪単価が安いからと決めてしまうのはやめましょう。
坪単価は、あくまでも最低限必要となる金額と理解し、そのほかにどの程度諸費用がかかるのかを確認することも必要です。

また、坪単価の計算する時の本体価格ですが、この金額についてもそれぞれの会社によって違いがあります。
中には、照明器具やエアコンのほかカーテンの費用まで本体価格に含まれている場合もありますので、坪単価で比較する時には、坪単価にどこまでの費用が含まれているのかもしっかりと確認しましょう。