自宅をリフォームする時や、注文住宅で新居を購入する時に部屋割り・動線・建物の場所、向きなどは勿論ですが、主婦が最も気にかけているのがキッチンのレイアウトではないでしょうか。
昔の家では居間と独立した部屋にキッチンはありましたが、最近はリビングダイニングと一体になっている、広くて開放感のある対面型・アイランド型のキッチンが主流になっています。
シンクや作業スペースの周辺を広い通路で囲っている対面型・アイランドキッチンは、綺麗に見える上に調理作業にも余裕があり、大人数でも料理を楽しめるので人気です。
このように広いキッチンはどんな家庭でも憧れになりますが、キッチンを考える上で重要なポイントにゴミ箱の位置があります。
キッチンでは、リビングや寝室などに比べてゴミ箱の使用頻度は最も高く、またゴミの種類も多い事から位置取りがとても重要になります。
せっかく綺麗なキッチンを注文住宅で設計してもらっても、ゴミ箱の位置が悪いだけで台無しになってしまう可能性もあるのです。
昔以上にゴミは分別が厳しくなり、自治体によっては指定のゴミ袋で細かく分類しなければならないところもあり、居住地区が変わった際には分別方法と収集日をしっかり頭に入れておく必要があります。
生ゴミは長期間保管すると匂いがキツくなりますので、キッチン内のゴミ箱以外に屋外にストックできるゴミ置き場を確保しておく方が良いでしょう。
対面型やアイランド型など周りから見えるキッチンの場合は、普段はゴミ箱が見えないような格納型のゴミ箱置き場を最初から設計するのも有効です。
また、ゴミの種類によっては月に1~2回しか回収しないものもありますので、基本的なゴミ箱以外にこちらもストックできるゴミ置き場を事前に確保しておきましょう。
デザインばかりを重視してキッチンを設計すると、生活を始めてからゴミの匂いがキッチンだけでなくリビングダイニングにも充満してしまい、嫌な思いをすることになります。
リフォーム・注文住宅を購入する際は、ゴミ箱の配置もしっかり考えるようにしましょう。