木造住宅と鉄骨住宅の比較

注文住宅の購入を検討されている方の中には、木造にするか、それとも鉄骨造にするのかどちらを選択すればいいのかわからない、と感じているかもしれません。
注文住宅は一生に一度の大きな買い物であるため、慎重に比較をしながら決めていく必要があります。
そこで今回は、木造住宅と鉄骨住宅のそれぞれの特徴をご紹介していきます。

●木造住宅
・低コスト
木材で組み立てるため、鉄骨に比べて価格が安いです。
・断熱性に優れている
鉄骨に比べて外の熱や冷気を遮断しやすく、暖房や冷房が効きやすくなります。
・吸湿性に優れている
湿気が多い季節でも、木材が湿気を吸い取ってしまうため、快適な空気を保つことができます。
・木材特有の温かみがある
木材が持つ温かみが、心からリラックスできる空間を演出してくれます。
・リフォームをしやすい
木材は解体も比較的簡単に行えるため、リフォームも難なく行うことができます。

●鉄骨住宅
・耐震性に優れている
構造は計算され尽くして設計されるため、地震にも非常に強いという特徴があります。
・雨風に非常に強い
木造に比べて雨風への耐久性も高く、簡単には風化しません。
・広い間取りを取ることができる
広さに応じて自由に鉄骨を組み合わせることができるため、間取りも広く取ることが可能です。
・コンクリートの床を設置できる
バルコニーやベランダ、屋上などの床をコンクリートにすることができるのは、高い耐久度を持った鉄骨住宅でなければなりません。
・火災保険料が下がる
木造住宅に比べて火災のリスクが低いため、火災保険の費用も低くなります。

日本は木造住宅のほうが多い

それぞれの住宅のメリットを挙げていきましたが、いかがだったでしょうか？
ちなみに、日本では木造住宅のご家庭が多くなっています。
やはり、古くから木造住宅が主流だった日本だからこそ、現在もその名残が残っていると言っても過言ではないでしょう。

注文住宅の購入を検討されている場合に、木造にするか、それとも鉄骨にするのかは今後の将来を見据えたうえで決めるようにしてください。
長い目で見れば鉄骨住宅の方が維持費が掛りませんし、雰囲気やその時の予算によっては木造住宅を選択してもいいでしょう。
注文住宅を購入する際に迷った時には、上記で紹介した特徴を参考にしながら注文住宅を選んでください。