耐震等級を上げるには、計画段階から、構造上有効な壁をいかにバランス良く配置するかの検討が重要です。屋根の重さや、係数などを考慮しながら床面積に対する構造上有効な壁の長さを計算します。
建物には重心(建物全体の重さの中心)・剛心(耐力壁の剛性の中心)
のバランスも重要です。このズレが大きいほど建物にねじれが生じてきます。
ねじれが生じると、部分的に大きな変形を強いられる部材が生じます。一部の部材の損傷は、階の耐力低下をまねき、エネルギーの集中がおこり、建物倒壊のリスクが高まります。このためタウンズホームの建物は、重心剛心を可能な限り近づけるよう設計していますので、安定した構造となっています。
一般的な木造2階建てでは、『偏心率は0.3以下であること』と規定がありますが、弊社では0.2以下になるように設計しています。偏りというリスクをなるべく減らし、長く住める家を創ります。