外国のリゾート地のお洒落な雰囲気があり、通常のキッチンよりも開放家があるのがアイランドキッチンです。
アイランドキッチンは「アイランド=島」という言葉からイメージされるように、作業スペースやシンクがキッチンの中央に独立してレイアウトされています。
通常のキッチンは壁に向かって作られているため、リビングやダイニングから背を向けてしまいますが、アイランドキッチンは対面になっており家族や友人と楽しく作業ができます。
キッチンにいる時間が多い主婦の方、料理が好きでキッチンに長い時間いる方に嬉しい機能がアイランドキッチンにはあります。
一番のメリットはその開放感です。
一般的なキッチンと違い全方向から作業が可能で、作業スペースもかなり広めで視界も広くなり、子供をリビングで遊ばせながらでも調理に専念できます。
また作業スペースの広さと通路の広さから大人数での作業にも支障がなく、大家族やパーティー好きの人にもオススメです。
通常キッチンは来客から見えない場所に置かれますが、部屋のデザインの一貫として見せられるスペースにもなります。
良い事ばかりのように感じるアイランドキッチンですが、デメリットもあります。
それは全てが丸見えになってしまうという部分です。
どこからでも見える分、常に綺麗に片付けや掃除をしておかないと、汚れが目立ってしまいます。
また、壁に面したキッチンよりも広い面積が必要になります。
全方向に動線を確保しなければならないため、通常4.5~6畳くらいのキッチンスペースでも8畳以上のスペースが求められます。
通常より3畳分は余分に必要ですので、家全体の床面積を考えて導入しましょう。
アイランドキッチンは開放感もあり、通常のキッチンよりもお洒落な雰囲気があります。
大勢で料理を楽しむ人には最適なキッチンですが、レイアウトや使い方を誤ると、逆に部屋の景観を損なう恐れがあるのです。
注文住宅の設計依頼時に、しっかりと打ち合わせをして導入しましょう。